こんにちは。Roha と申します。
韓国語学習歴は20年を超えました 。
私は学習期間こそ長いですが、そこまできつく学習してきた訳ではありません。
韓国の語学堂にも通いましたが、成績はいつもクラスで下の方でした。
ただ学習する事を辞めなかったたけです。
少しずつでも続けてさえいれば、韓国語は必ずできるようになります。
なぜなら韓国語は日本人にとってとても学びやすい言語だからです。
学ぶ事を辞めなかったので、韓国人の奥さんにも出会いました。
今は子どもと一緒にまた韓国語を学び直しています。
ここでは、韓国語学習を始めようと思ったあなたが
具体的にどの様なステップで韓国語に触れていけばよいのかをご紹介します。
学習の始め方と流れ
韓国語を覚えたい!
先ずなにから始めたらよいのだろう?
どんな方法で学べばいいんだろう?
最初はこんな風に思う方は多いと思います。
まず結論からお話しますと、まったくの初心者が最初にやるべき事は
- 文字(ハングル)を覚える
- 文法、フレーズを声に出して覚える
- 聞き取り、単語を音読をする
この3つの繰り返しです。
ハングルを覚える事は最初の壁になるので少し頑張る必要がありますが、
コツさえつかめばすぐに覚えられます。
独学であってもテキストは必要
まず、大前提としてテキストで勉強しましょう。
今はインターネット上などにも沢山の学習コンテンツがありますが、
最初のは入門向けのテキストを使いましょう。
なぜテキストが必要か?
テキストは、正しい段階を踏んで学習できるように
しっかりと作り込まれています。
インターネット上に溢れている学習コンテンツの中から
自分に合ったものを順序よく探していくのは至難の業です。
結局何をやったらいいのかわからなくなってしまう事もあります。
学ぶ順番をしっかり考えられて作られているテキストを使うのが一番効率的な学習方法です。
選ぶテキストは初級の場合はなんでも構いません。
なぜなら初級で学ぶ事はどのテキストも大体同じ事が書いてあるからです。
なので初級のテキストに関しては、内容よりも自分の感性にあっているかが
より重要な要素になります。
手に取ってパラパラと開いてみてください。
そして自分の感性に合ったものを購入してください。
自分の感性に合っていないと続けるのが辛くなってしまうからです。
カラフルであるとか、イラストが多いなどそんな理由で構いません。
人によってはイラストがあった方がわかりやすいが、
また別の人によってはそれが合わないという事もありますよね。
なので自分の感性に合っているかどうかが一番重要なんです。
初級のテキストはどのテキストも文字を覚える事から始まるので、
文字に特化したテキストでなくても構いません。
文字に特化したテキストはすぐに終わるので達成感が得られやすいですが、
ハングルを覚えてしまった後はおそらく2度と開く事はないです。
それならば、文法まで一緒になっているテキストを選んだ方がお得です。
一方で特化したテキストは、より頭に入って来やすいように作られていますので、
より覚えやすいのも事実です。
ですので初級のテキストの選び方は自分の感性に任せるのが一番です。
ひとつだけ、テキストを選ぶ条件があります。
それはCDなどの音声がついている事です。
語学の学習は耳から入ってくる情報がとても重要です。
そもそも読み方の音がわからなければ、正確に読む事もできません。
なので音声付きが必須です。
何でもいいと言われても
何を選んでいいかわからないという方もいるでしょう。
そんな方には「できる韓国語」をオススメします。
今は良いテキストが本当に沢山ありますが(20年前は選択肢はほぼありませんでした)、
このテキストはスクールでもよく使われていたりと、非常によくまとまっています。
またシリーズで出ているので、次のステップに上る時も
同じシリーズで学習を進めていけるのが利点になります。
私もこのテキストを初めて書店で見かけた時、
20年前にこんなテキストがあったらなと思いました。
文字(ハングル)を覚える
語学を学習する場合、文字を覚えるのは必須です。
韓国語学習のスタートは韓国の文字、ハングルを覚えるのが韓国語学習の最初の一歩になります。
しかしあの記号の様な文字を考えると、ここで気持ちが重くなってしまう方も多いかと思います。
結局ここで挫折してしまう人もいます。
実際に文字数という事だけを言ってしまうと、その数は数千にも及んでしまいます。
でも大丈夫です。
実はハングルは組み合わせの文字で、とても合理的に作られています。
ですので実際に覚える必要のある文字は24個しかありません。
残りは全て組み合わせです。
それさえ理解できれば、意味はわからなくても読めるようにはすぐになります。
24個といえば、アルファベットの26個より少ないです。
また日本語は50音がひらがなとカタカナ、そして漢字まで覚えなくてはいけません。
そう考えれば、韓国人が日本語を学ぶより圧倒的に覚える量は少ないです。
実際私も、奥さんを始めとする日本語を学ぶ韓国人の知り合いには必ず
日本語は覚える事が多すぎると必ず言われます。
ハングルはなるべく一気に覚えてしまいましょう。
完璧を求めなくて大丈夫です。
完璧を求めると挫折してしまう可能性が高くなるからです。
完全に覚えきれなくても一通りを終わらせたら次のステップに進みましょう。
全ての学習は復習しながら先に進めばいいのです。
この考え方が挫折せず長く続けるコツになります。
TOPIK6級合格まで10年かかっている私が言うので信じて下さい。
完璧を求めないのが長く続けるコツです。
文法、フレーズを声に出して覚える
ハングルを一通り覚え終えたら、文法学習に入りましょう。
ここではフレーズも沢山出てきます。
学習するときは、出てくるフレーズや単語をしっかりと声をだして音読しましょう。
韓国語は口の動きや舌の動きが日本語とは非常に異なります。
なので口の筋肉もいつもと違う動きをしているのが
音読をしているとよく分かると思います。
この筋肉や舌の使い方に慣れることが大切です。
普段使わない筋肉ですので、音読すると最初はとてもつかれます。
ですので、音読する事で徐々に筋肉を慣らしていってください。
音読する事で耳を鍛え得ることもできます。
付属の音声と自分の発音をよく確認する機会にもなります。
聞き取り、単語を音読をする
文法学習と同時に付属の音声を使って聞き取りの練習も始めましょう。
初級のテキストの大半は、各章が対話式のスクリプトになっています。
このスクリプトを覚えてしまう程聞き込んでください。
音読→聞き取り→音読→聞き取り を繰り返しましょう。
わからないフレーズは聞き取ることもできませんから、
最初に音読をしてから聞き取りするようにすると、
聞こえる単語やフレーズが出てく事を実感できはずです。
最初はほとんど聞き取れないかもしれません。
しかし、何度も繰り返す事で聞こえる範囲が増えてきます。
ここでも完璧を求める必要はありません。
最初は少し聞こえたが実感できれば十分です。
単語張は最初の段階では必要ありません。
テキストに出てくる単語を覚えるだけで十分です。
最初はテキストの単語を覚えるだけでも大変です。
自分で気になって調べた単語は、自分の単語張を作って書き留めておく事をお薦めします。
ちょっと面倒ですが、こうして自分だけの単語帳を作っていくと、
後々大いに学習の助けになります。
学習の注意点
学習の際の注意点が3つだけあります。
カタカナを使わない
ひとつめはカタカナをなるべく使わない事です。
韓国語は日本語のにない音が沢山あります。
その為、カタカナ読みをしていると実際の発音とは大きく違ってしまい
ネイティブの人に話しても通じないなんて事もよくあります。
それに、最初に間違った発音を覚えてしまうと後で直す事の方が大変になってしまいます。
その為にも読み仮名としてふってあるカタカナは、早い段階で見えないようにしてしまいましょう。
見えないようにペンで塗りつぶしてしまう事がお薦めです。
常に声に出して発音する
二つ目は例文などは声に出して音読することです。
韓国語の口の動かし方は日本語の違う為、始めのうちは発音以前に口が思うように動きません。
ですので、どんどん口を動かして音読の練習をしましょう。
口が慣れてくれば単語やフレーズも口にしやすくなります。
読みながらでも韓国語を口にする事ができるようになってくると、
聞き取りも耳に入ってくる単語が増えます。
全く知らない音声は耳にしても頭には入ってこないので、
音読の習慣をつけると聞き取りの実力アップにもつながってきます。
単語は単体ではなく、その単語が出てきたフレーズごと覚えるようにするとよいです。
そうする事で似たようなパッチムの音がどちらかだったのかを記憶する事ができます。
テキストは繰り返しやる
語学は反復練習が大切です。
テキストは最低でも3周はしましょう。
人間は覚えた事はすぐに忘れていってしまうので、
繰り返し学習が一番重要です。
繰り返し学習を前提にして、ひとつひとつの章に時間をかけないのが勉強のコツです。
最初から完全に理解するのはとても難しいです。
6割くらいの理解でも先に進み、そしてもう一度繰り返した方が学習は定着します。
テキストが長いかなと思う時は、半分や1/3程度で区切って、
戻りながら進めることもお薦めです。
NHKラジオ講座を使った学習
独学だとさぼってしまうかも。
という方にはNHKラジオ講座がお薦めです。
毎日15分の放送ですので、無理なく学習する事ができます。
放送はアプリで再放送がいつでも聞けるので、仕事や家事で時間が合わなくても大丈夫です。
15分といっても長い歴史のあるNHKの語学講座です。
とっても内容が濃く、復習をしっかりやればゼロからのスタートでも
講座期間終了の半年後にはかなりの力がついているはずです。
私も20年前に最初に始めた学習手段はNHKのハングル講座でした。
当時は選択肢があまりなかった事もありますが、半年完走したあとは
自分の言いたい事を片言なりにも言えるようになりました。
そして講座終了後に韓国へワーホリしましたが、学校生活で10年学んだ英語より
使える語学になっていました。
NHKラジオ講座は私的には本当にお薦めなのです。
しかし、講座の始まる時期が年に2回と決まっている為
タイミングが合わない事もあります。
また半年の間、毎月新しいテキストが必要なので
独学で1冊のテキストを購入してやるより費用はかかります。
ただこの部分は、ラジオ「講座」ですので
授業料と考えればこんなに安くて質のよい有料講座はないと思います。
スクールを利用する
韓国語は独学でもそれ程の時間をかけずに、話せるレベルにまでには達する事ができます。
しかし、さいしょからスクールを利用するのも良い方法です。
独学で間違った発音を覚えてしまうと、後々修正するのに苦労することになるので
最初からしっかりと教わるもの良い選択です。
一人では続ける自信がないときもそうですね。
グループレッスンなどで一緒に学ぶ仲間がいるのも良い事だと思います。
大手のおおきなスクールから、地元の個人の教室、オンラインスクールと
今は沢山のスクールもありますし、大抵の所は無料の体験レッスンもあります。
続ける自信がない時はむしろ、一度飛び込んでみるのも良い方法だと思います。
まとめ
韓国語は文法が日本語とよく似ているので、日本人にとってとても学びやすい言語です。
またそれは韓国人にとっても同じで、昔から日本語を学ぶ韓国人は沢山います。
もちろん努力は必要ですが、好きなドラマを見たりしながらゆっくり楽しく学ぶ事を
続ければ必ず話せるようになります。
こんなに入り口が優しい語学は他にないと思います。
それでいて、学べば学ぶほど楽しくもなります。
20年前に私が韓国にワーホリに行くと言っても、当時は韓国がどこにあるのかも
わからない人が沢山いた程なので、今の状況がちょっと信じられないくらいです。
楽しく、ゆっくりと韓国語を学んでいきましょう。